A四字熟語①-1
鳩首凝議(きゅうしゅぎょうぎ)
「鳩」は集めるの意。
一所に集まって額を寄せ合い相談すること。
牽強付会(けんきょうふかい)
道理に合わなくても自分の都合のよいように無理にこじつけること。
猪突猛進(ちょとつもうしん)
目標に向かってまっしぐらに突き進むこと。
天佑神助(てんゆうしんじょ)
天や神の助けのこと。
また、予測してないような出来事に運良く助けられること。
鎧袖一触(がいしゅういっしょく)
鎧の袖がわずかに触れただけで敵を倒すように、簡単に相手を打ち負かしてしまうこと。
虚心坦懐(きょしんたんかい)
心に先入観やわだかまりがなく、気持ちがさっぱりとしていること。
情緒纏綿(じょうちょてんめん)
情愛が深く細やかで離れにくいさま。
沈魚落雁(ちんぎょらくがん)
魚や雁も恥じらって身を隠すほどの美人であるということ。
温柔敦厚(おんじゅうとんこう)
優しく穏やかで、真心がこもっていること。
紫電一閃(しでんいっせん)
きわめて短い時間。また、事態が急激に変化するときの形容。
啐啄同時(そったくどうじ)
熱した機をとらえて、すかさず悟りに導くこと。禅宗の用語で、導く師家と修行者の呼吸がぴったり合うこと。
捲土重来(けんどちょうらい)
一度失敗した者が、疾風が土を巻き上げるような勢いで再び盛り返してくること。
尺短寸長(せきたんすんちょう)
人や物にはそれぞれ長所と短所があり、その長所や短所の用い方によって、評価が変わるということ。
甜言蜜語(てんげんみつご)
蜜のように甘く、聞いていて快く感じる言葉。
泡沫無限(ほうまつむげん)
水の泡と夢まぼろし。人生の儚いことのたとえ。
自家撞着(じかどうちゃく)
同じ人の言動や文章が前後で食い違っていること。「撞着」は辻褄が合わないこと、矛盾していること。
長汀曲浦(ちょうていきょくほ)
長く続く波打ち際と湾曲した入江のこと。海岸線がはるかかなたまで続いているさま。
山河襟帯(さんがきんたい)
自然の地形が敵の攻撃を防ぐことに非常に有利なこと。山が服の襟のように高く取り囲んでいて、川が帯のように流れているという意味から。
天神地祇(てんしんちぎ)
天つ神と国つ神。すべての神々。
一虚一盈(いっきょいちえい)
常に変化して、予測がつきにくいこと。
「一」はあるときはの意味。
「虚」はむなしいという意味。
「盈」は満ちるという意味。