C四字熟語③-1
出処進退(しゅっしょしんたい)
官職や地位にとどまっていることと、辞めて退くこと。また、世に出て仕えることと、退いて民間にあること。
象箸玉杯(ぞうちょぎょくはい)
ぜいたくな生活をすること。「象箸」は象牙で作った箸、「玉杯」は玉で作った杯の意。
凄凄切切(せいせいせつせつ)
きわめて物寂しいさま。
西戎東夷(せいじゅうとうい)
西方と東方の異民族。
碩学大儒(せきがくたいじゅ)
学問の奥義を究めた大学者のこと。「碩学」は学問を広く深く修めた人、「大儒」は優れた儒者の意。
鶏皮鶴髪(けいひかくはつ)
老人のたとえ。鶏のように張りを失った肌と鶴の羽のように白い髪の毛という意から。
鼓腹撃壌(こふくげきじょう)
善政がしかれ、人々が安楽で平和な生活を喜び楽しむことら、太平の世のたとえ。
宏大無辺(こうだいむへん)
とてつもなく広くて大きいこと。
膏火自煎(こうかじせん)
才能に恵まれていることが、かえって災いを招くことのたとえ。
油の火は燃やすと明るくなり、その力を発揮するが、そのために自らを焼いて燃え尽きてしまう意から。
堆金積玉(たいきんせきぎょく)
金銀や珠玉を積み上げるという意から、莫大な富を集めること。
只管打坐(しかんだざ)
余念を交えることなく、ただひたすらに坐禅をすること。
断崖絶壁(だんがいぜっぺき)
険しく切り立った崖のこと。また、切羽詰まって危険な状況にあること。
死屍累累(ししるいるい)
たくさんの死体が積み重なって、非常にむごたらしいさま。
全豹一斑(ぜんぴょういっぱん)
物事の一部分だけを見て全体を推測したり批評したりすること。見識が狭いことのたとえ。
熱願冷諦(ねつがんれいてい)
熱心に願うことと、冷静に本質を見ること。「諦」は明らかによく見ること。
笑面夜叉(しょうめんやしゃ)
顔は笑っていても、心の中では悪いことを考えていること。
錦心繍口(きんしんしゅうこう)
錦のように美しい心と刺繍のように美しい言葉の意より、詩や文章の才能に優れていることのたとえ。
円木警枕(えんぼくけいちん)
苦労して懸命に勉学に励むたとえ。
枕を転がりやすい枕にすることで、深く眠り込むと目が覚めるようにして、寝る間を惜しんで勉学に励むという意から。
三者鼎立(さんしゃていりつ)
三者が向かい合って話し合うこと。