B四字熟語②-1
桃李満門(とうりまんもん)
桃が贈られてきたら、その返礼に李(すもも)を贈る意より、友人の間で贈り物のやりとりをすること。善を施せば、相手も善で報いてくるというたとえ。
一碧万頃(いっぺきばんけい)
海や湖などが青一色に広がっている様子。
兎角亀毛(とかくきもう)
兎の角と亀の毛のように、この世にありえないもののたとえ。
鳶飛魚躍(えんぴぎょやく)
万物が自然の本性に従って、自由気ままに楽しんでいることのたとえ。
放蕩無頼(ほうとうぶらい)
酒色におぼれて勝手な振る舞いをし、身持ちを崩すこと。
粗酒粗餐(そしゅそさん)
粗末な酒と粗末な食事のこと。他人に酒食をふるまうときの謙称として用いられる語。
泰山鴻毛(たいざんこうもう)
きわめて重いものと、きわめて軽いもの。隔たりが甚だしいことのたとえ。
長身痩躯(ちょうしんそうく)
背丈が高く、体つきが痩せていること。
張三李四(ちょうさんりし)
身分も名もない、ごくありふれた平凡な人のこと。
通暁暢達(つうぎょうちょうたつ)
ある物事や分野に深く通じていて、文章や言葉などがのびのびし意味が分かりやすいこと。
不惜身命(ふしゃくしんみょう)
仏教語。仏道のために身も命も捧げて惜しまないこと。転じて、自らの体や命を顧みないこと。
博聞彊識(はくぶんきょうしき)
広く書物を読んで見聞が広く、物事をよく記憶していること。
妖言惑衆(ようげんわくしゅう)
根拠のはっきりしない怪しげなことを言いふらして、多くの人を惑わせること。
良禽択木(りょうきんたくぼく)
賢い鳥が木を選んで巣を作るように、賢い人物は自分が使える主人をよく品定めして仕官するものであるということ。
臨淵羨魚(りんえんせんぎょ)
淵の前に立っているだけでは、魚を手に入れることはできないということ。何の努力や工夫もせずに、いたずらに空しい望みを抱くたとえ。
徒手空拳(としゅくうけん)
何も手に持っていないこと。何かを始めようとするときに、身一つで他に頼むことがないこと。
陶犬瓦鶏(とうけんがけい)
焼き物の犬と素焼きの鶏。外見ばかりで、役には立たないもののたとえ。
道聴塗説(どうちょうとせつ)
学問や知識などの解釈がいい加減で、自分のものになっていないこと。
拍手喝采(はくしゃかっさい)
手を叩いて、さかんにほめたたえること。
白兎赤烏(はくとせきう)
月にいるという「白兎」と、太陽にいるという「赤烏」を合わせて月と日。すなわち、時間の意。